私は忘れたよ‥

コーヒーの缶を二つ持って京吾が現れた。

「ほんとごめん!遅くなった!」

ううんと首を振った。


コーヒーを二つとも受け取ってタグを開けて手渡した。

それを嬉しそうに見ていた。

京吾は私のこんな所が好きみたいだ。

ご飯を食べるとき箸を割ってやったり、お絞りを広げて渡したり、着る順番に服を畳んで重ねたり、そんな行動をいつも嬉しそうに見ている。