私は忘れたよ‥

夏のお迎えには一緒に行った。

行きたくないと言う芯壱をしつこく誘った。

夏はとても驚いていて芯壱に気を使いながら
「なんでパパがいるの?」
と私に耳打ちしてきた。
「いいでしょ居たって…あなたのパパなんだから」
と芯壱を尊重するように叱った。

芯壱は嬉しいのかそうでないのかよくわからなかった。

戸惑っているだけなのだ
ろうか…

無表情で前を見つめていた。

ルームミラーに映る夏の顔も無表情だった。

こっちも失敗みたいだ。
夏だけでも喜んでくれると思ったのに。