私は忘れたよ‥

事務所に戻ると所長を通さずに総務課で直接欠席するための用紙を貰ってきた。

それから義姉に連絡をして明日の芯壱の病院は私が行くと伝えた。

しばらく後、確認しましたという所長の印鑑入りの用紙がコピーされてデスクに貼り付けてあった。

印鑑は大沢としっかりと、かすれずに力強く押しつけてあった。

私はその大沢という文字を指で触れた。

間接的に京吾を感じた。

愛しい…愛しい…

指の先が気持ちとは裏腹に京吾を探す。