私は忘れたよ‥

いくら同情しても、義姉に大切な家族はやっぱり渡せない。

こうやって思い出に戻ることから帰り道を思い出そう…

今は手探りのものでも、いつか指の先にでも届けばいい。

そうしていれば京吾のことも忘れられるはずだ。
会社も割り切って働くか、割り切って辞めてしまおう。

京吾のために働いているわけではない、だけどあれほどに好きになった人が毎日視界の中でウロウロしてくるなんて、考えただけでも目障りだ。