私は忘れたよ‥

数ヶ月間は心を休ませるための時間なのだと
思うようにしていたが、
当然生活が苦しくなり、私が働くことになった。

今思えばここの会社を求人雑誌で見つけたことも、
芯壱が病気になったことも、
その原因になった義母が亡くなったことさえも
偶然ではないと思ってしまう。



京吾に出逢うために仕組まれた運命なのではないかとさえ思ってしまう。