私は忘れたよ‥

反省の気持ちがそうさせるのか、それともたんに同情しているだけなのかもしれない…

「お義姉さん…私会社に忘れ物したみたいなんで、ちょっと出かけます…」
そう言ってバックを持って飛び出した。

まだ正直、決意したほどの気持ちではなかった。

だけど今行かないと私は京吾からは離れられない。

運命の人だから…


車の中から事務所に電話した。

「おお、娘さんどうだ?大丈夫なのか?」


「…京吾、話あるんだ…今事務所に誰か居る?」


「いや、なんだ?」


「待っててそのまま」

会社に向かって車を飛ばした。