私は忘れたよ‥

家に帰ると義姉が居た。

こうなるともう半同居だ。

夕食の後、ベランダでタバコの煙を吐き出して義姉はこう言った。

「最近のあなたはなんだかとても綺麗だわ」
まじまじ見つめられてなんだか何もかも見透かされているような気がして身震いした。

「仕事をしてるってこんなに女を輝かせるのね…」
と目を細めてなんだか羨ましそうに言った。

義姉は仕事をしたいのかな…

弱い声でそれでも私に言い聞かせるように
「…芯壱のこと忘れないでね」
と呟いた。