私は忘れたよ‥

京吾から電話が鳴った。

泣いていることを知られたくなかったので、出なかった。

もう一度、電話が鳴ってからメールが来た。

一通目は《どこにいる?》だった。

二通目は《ごめん言い過ぎた、連絡をくれ》だった。

違う。

私が悪い。

わかってる。
わかってるからもう責めないで…

一生会社には帰りたくない気分だったがそんなわけにもいかないので、一時間後、帰った。