私は忘れたよ‥

うきうきして京吾に会えるのを心待ちにしていたのに、朝から京吾は出かけていていなかった。

締め切り前だから忙しいんだろう。

本当に今日は忙しかった。

私は明日の締めには間に合わない事を察知して貴子さんに手伝ってほしいとお願いした。

だって貴子さん以外に頼めそうなアシスタントがいなかった。

みんな事務所を出たり入ったりして、パソコンのキーを弾く音が忙しそうに鳴っていた。