...だって、そこは、私の隣の席だから。 「隣の席の渡辺。島田は何も分からないと思うから頼んだぞ♪」 ほら、やっぱりね。 こういうことを任されると思って、嫌だった。 しかも、周りを見渡してみれば女子の皆さんが睨んでいるし。 私は、はあ、と深いため息を一つ吐いた。