君の光―straight right―




私が嫌な顔した時点で、一緒に行ってくれないって分かったはずだ。


それなのに、何で私のこと待ってるの―――...。


そんなことを頭の中で何度も何度も考えていた。


だけど、考えたって分かるはずがなくて。



「島田っ...」


私は、立ち止まって、少し後ろで歩いている島田の方へ振り向いた。