―――次の日の朝。




「..........眠い」


一人だけの朝。


お母さんは、もう仕事へ行ってしまった。


キッチンでトーストを食べながらポツリと呟いた。


目覚ましが鳴っているのに、なかなか目を覚ますことができなかった。


昨日、眠れなかったから。


ずっとずっと、島田の言葉が気になって。