何で里菜だったのかしら、何度も言われたその言葉。 その言葉は、冷たくて鋭い槍のように私の胸を突き刺した。 私がもっとできる子だったら、って頑張ろうとしてみた。 だけど、中学校へ入って、初めての中間テスト。 テストに向けてとにかく頑張って、学年順位も10位以内に入ることができて、先生にも頑張ったね、って褒められた。 それなのに、お母さんは見向きもしてくれなくて。 もうお母さんに私を見てもらえていないことがわかって、もう頑張る気すらなくなって。 ―――...私は、光を失ったんだ。