君の光―straight right―




キーンコーンカーン...


チャイムが鳴り終わらないうちに、私たちのクラスの担任の先生が教室に入ってきた。


眼鏡をかけた40後半くらいの先生。


担任が入ってくると、その瞬間うるさかった教室は一気に静まり返る。


私のクラスの担任は、怒るととても怖い。


だから、皆先生を怒らせないように、先生の前ではいつもいい子を演じていた。