―――また、私ですか。 何が目的でそんなこと言うのか知らないけど、私の答えはもう決まってる。 「私、用があるから無理」 ふいと私は別の方向を向いて、歩き出した。 「じゃ、俺も今日は遠慮しとく!また今度でいいかな!?」 島田のそんな声が聞こえる。 「え、別にいーけど...」 「つか、いつからそんな島田と渡辺仲良く(?)なってんの?」 何か、皆ポカーンとしている。 「んー、初めから!」 そう皆に言い残すと、島田は私の方へ駆け寄ってきた。