何故か、悔しくて、もどかしくて、羨ましいなんて思う。 いろんな感情が渦巻いて、胸が苦しくなる。 「俺も、ずっと追いかけてるものあるんだよね」 「そーなんだ..........」 島田が何を追っているのか、何が楽しいのかなんて私には関係ない。 ―――...だけど。 「俺さ、サッカーが好きなんだ」 そう言いながら笑った島田は、すごくキラキラして眩しく見えた――...。