暇、になるなぁ…
「まぁ、2週間もあるんだしゆっくり休んでから考えろよ」
違う…
2週間"も"じゃない。
2週間"しか"ないんだよ
だけど、
実のあの幼い優しくて懐かしい笑顔を見ると、言えなかった。
だけど、
実の笑顔はなんだか可愛くて安心できる
ほわっと胸が暖かくなった
あのホットミルクをゆっくり飲んだ時みたいに
やさしくて、ほわって
思わず、頬が緩んでしまうんだ
この漆黒の髪の外見からは予想もできないギャップ
「んじゃ、知らない奴がずっとここにいて悪かったな。もう行くから」
カタンッと椅子が音を立てた。
その音は、とても冷たく感じた
実はそのままドアにむかった
…ッ
なんか、もう会えなくなるのがヤダ。
「ちょ…待って!」
思わず、引き止めてしまった
「へ?」
急なことに実はちょっときょどっている
「ココにずっといとても暇だし。せっかく話したりできたんだからもう知り合いじゃない?
退屈すぎるし、実がちょっと来てくれるだけでも暇潰せるし…」
「?」
よくわかってない様子の実
…イラッ
すこしあまりの鈍さに苛ついた
「つまり!また、来てくれる…?」
ついつい最後が小声になってしまい
"る"はほとんどかすれた声になっていた

