「詩織、室長会議だって〜」

私は室長だったため、室長会議があるホールへと向かった。


ホールには、にっしーもいた。
拓斗もいた。

一瞬、どっちを見ればいいかわからなくなったんだ。


そして、にっしーはフッと笑ったように見えた。


今の、微笑みは何?
私の気持ち、からかってるの?


「……詩織…?」

気づいたら拓斗が隣にいた。

「大丈夫?」
「えっ…うん…」


「1人で悩むなよ?…おやすみ」


そう言って、拓斗は私の頭を軽く撫でた。