俺にしなよ。


…ガラッ…。

突然、ドアが開く。


ドアを開けたのは先生ではなく、1人の女子生徒。


純が苦笑いをして私を見ている。



「あ、お兄ちゃん」



その子は、純のことを"お兄ちゃん"と呼んだ。


「空…!」


この子が、空ちゃん…!?


小柄な体型で、もちろん小顔。
ふわふわの髪の毛。
目がくりくりしてて可愛らしい。

本当に、純が女の子になったみたいな…そんな感じ。



「この人だーれ?」

「……詩織」


「えっ、この人が稜の元カノ!?」

「そうだよ…」


空ちゃんは、"にっしー"とは呼ばなかった。