俺にしなよ。


ざあああああっー……。

その数日後くらいかな。

木々がざわめく日に、私は拓斗に告げたんだ。




「別れよう」





そう、別れを。

「…何で!?」


「私、気づいちゃったの。どんなに辛くても、何をされても、大切なのは西崎だっ…て」



最低な女。
自分でもそう思った。

私は本当に最低だ。
自分勝手だ。

だけど、これ以上自分に嘘をついて付き合い続けていけないよ。


拓斗、ごめんなさい。

勝手な私を許して。