俺にしなよ。


「目、開けてよ…。このまま意識戻らないなんて、嫌っ…!」

何を言っても、目は開かない。


「ねぇ、西崎…?」

何度呼んでも、起きない。


そんなことは、わかってる。

わかってるはずなのに。


どうしても起きてほしくて。
少しの可能性を信じてる。


「…西崎…っ…う…うぅ…」


やばい、涙が。
大粒の涙が流れ落ちる。



「……詩織…?」


気づいたら愛が来ていた。


「愛っ…私、もう無理だよぉ…。西崎の意識が戻らなかったら…ほんとに、植物になっちゃったらどうしよう…!」


私は愛に泣きじゃくる。