それから、殴り合いが始まった。 俺が殴れば、殴り返され。 殴られれば、殴り返す。 俺は無我夢中で殴った。 そしたらクラスの奴らが先生を呼んできやがって。 そこまでしか、覚えてない。 ━━━━━━……。 「そうだったんだ…」 「悪い…もとはと言えば俺が…」 「ううん。拓斗は間違ってない。私を守ろうとしてくれたから…」 拓斗は、普通のことをしただけ。 間違っているのは、西崎。 そう、西崎の考えがおかしいの。