「おい。笹川!このゴミ、捨てとけよ。」
「宿題、頼むぜ!」
ガラの悪そうなヤンキーでも、私の前では可愛い猫だ。
「どうしたの?荒井君。西野君。」
長い髪で小顔に見せ、リップでウルつや。
「!奈美瑠ちゃん!いや~こいつがいつも1人だから、遊んでやってるんだ」
ウソつけ。
「そうなの。笹川君。今日、放課後・・・」
「えっ・・・あ、ハイ。すみません。遅れて・・・」
ボサボサの髪で眼は見えないし、黒ぶち眼鏡だし、背は高いんだけど・・・
「ううん。いいの。」
「あ・・・ハイ」
この、モジモジ。