優梨と雄太は両想いのはずだったが
お互い気持ちを伝えられないまま

時間は過ぎていった。


そんなある日、
優梨に新しい友達ができた。

1年3組の岩城瑞貴という
可愛らしい女の子。


そして遥と友達になり
よく三人で遊ぶようになっていた。


翌日から一週間、部活の仮入部が始まった。

私たちは三人とも
女子バスケットボール部に仮入部届を出した。

放課後私たちは体育館に向かった。

体育館は小学校とは違って
とても広かった。

先輩たちが楽しそうにやっていて
私たちはこの部に入部することにした。

隣で男子バスケットボール部も仮入部をしていて
その中に雄太を見つけた。

もしかして雄太もバスケ部に入るのかなと思った。


一週間の仮入部が終わり

私たちは正式に女子バスッケトボール部の
部員になった。


放課後私は、忘れ物を取りに教室に入った。

そしたら新しく雄太と友達になった
谷村雅樹と話していた。

雄太が私に気づき
「どうしたの?」と、声をかけてきた。

私は戸惑いながら
「忘れものを取りに来た」

と、答えた。

「そっか。じゃまた明日」

と、言って教室を出た。

私は忘れ物取り、教室を出ようとして
ドアに手をかけようとした瞬間、

ガラッ

勝手にドアが開き
目の前に雄太が立っていた。

「よかったら、メアド交換しない?」

にっこり笑いながら雄太が言ってきた。

「あっ。いいよ」

少し照れながら優梨が言った。


そして二人はメアドを交換した。