「おはよう!!」


久々に元気な朝を迎えた。


「お、元気いいじゃん。和葉ならもうリビングだよ。」

「ありがとうございます。」

「…そろそろ敬語やめてよ〜。」

「…あ、ごめん!!!」


私はやっと敬語を使わずに話せるようになったのだ。


「おはよ、和葉。」

「おはよ…」


眠たそうに欠伸をする和葉。


「…口でか…」

クスッと笑うと、和葉が私の顔を掴んだ。

「…いひゃぃ!!」

「お前が笑うから悪い。」


そう言って離されたほっぺはピンク色になっていた。


「あー!!!責任取ってよね!!!」

「はいはい…」


和葉はそういって近づいてきたかと思うと、私のほっぺにキスをした…。


「な、ちょ、」

「何?責任。取ったんだけど。」


涼しいかおして言う和葉にまたまた顔を赤くする私。


「…朝からすごい喧嘩だね〜。」

「「喧嘩じゃない!!!」」


まさかのハモり…。


「仲がよろしい事。」

「航!!!からかうなよ!!」

「別にからかってねぇけど。」


私はというと、無言で朝食を口に運んだ…。