「…さて!!和葉の愛の告白も終わったし、飯でも食べようか。」

「…へ??」


私は一人だけ意味がわからず、動けずじまい。


「え??」

「ん??気づかなかった??萌に惚れてるのは和葉。俺らは協力してたんだよ。なんたって……」

「うるさいから!!」


和葉の声で大事なとこが聞こえなかった。

けど、葉月さんが耳打ちしてくれた。


「3年前からの片思いなんだよ。」

「…え?!」


私はつい大きな声を出してしまった。


「…さ、ご飯にしよう。」

「は、葉月さん…」

「内緒、だよ??」


いたずらな笑みを浮かべキッチンに入っていく葉月さん。


私は口をパクパクしながら、みるしかなかった……。