「ワカリマシタ。作ってきます・・・。」
は~、そんな風に言われたらOKするしかないじゃん。
「んじゃ、明日昨日のベンチで待ってるな。」
先輩はそう言うと、背中を向けて歩きだそうとしたけど。
「あ、俺の名前言ってなかったな。・・・俺は、尾崎恭。」
「は、はい!よろしくデス!!」
私は、少し片言になりながらも返事をした。
すると尾崎先輩は、ふっと笑みをこぼし今度こそ私に背を向け、歩いて行った。