次の日、学校は開校記念日でお休みだった。


私は、速まる鼓動を抑えるように早足で光のいる病院へと向かった。


病院へ向かう途中、何度も帰ろうと思った。

けれど、光に会いたい。その思いを胸に、足を進めた。



やっとのことで病院へ着く。



ガラガラ…

スライド式のドアを開け、目をやると‥



包帯で体中巻かれた光の姿があった。