彼女達は私にそうきつく言って

帰っていった。




私はその場に座り込んでしまった。


もう起き上がる気力もない。


涙は静かに流れていく。



「私…これからどうすればいいの…」

グループを追い出された私は

これから誰と一緒にいればいいのだろう。



もうだめだ…もう…






「酷いこと言うよね、彼女達。」




低くそれでもって静かな声が

聞こえた。


だれ…?


涙でぐちゃぐちゃな顔を振り向くと…








綺麗な顔をした王子様がいた。