「って言っても、千尋ちゃんいないしなぁ…。部活が終わるまであと少しだし、ここで待っとこうかな。」

それから10分ぐらいで吹奏楽部の部員さんたちが音楽室から出てきた。

「千尋ちゃん、もうすぐかな?」

わくわくしながら音楽室の入口を見てると…。

「あ、有川、君…!」

うわわわわ!!どどど、どうしよう!!

さっき自分の気持ちに気付いちゃったから、なんか、すごいやばい!!

また鼻血でそう!!