俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

頭を下げる。

怒らせてしまったこと、心配させてしまったことへ、謝りたくて。

だけど、裕樹君は何かを言ってくる様子はなく。

そのまま、頭を下げ続けていると、ポンッと何かを乗せられた。


何かと頭を下げると、裕樹君はなぜか微笑んで頭を撫でていた。

まさか頭を撫でられると思っていなくて、キョトンとしてしまう。



「なーに、謝ってんだよ」

「え? でも……」

「気にすんなよ。ま、これに懲りて合コンなんて行くなよ? どうせ、ろくなことねぇんだから」

「うん……」

「よし。ほら、食え。食ったら帰るぞ」

「うん……」



裕樹君、変なの……。

いつもだったら、きっと怒るのに。

調子、狂っちゃうよ……。


チーズバーガーを頬張ってみる。

でも……胸も、心の中もぐるぐる変なものが疼いて仕方がない……。