俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

「そんなことないよ! 理央ちゃんがそんなに気にしなくていいんだから」

「ありがとう」と笑顔で答えた。



そう言ってもらえると、気が楽になる……。



「ホント、樹にも参るよ。こんな理央ちゃんを傷つけるなんてさ」



ぐいっ──肩に手が回されてきたかと思えば、瞬君の左肩に体が押しつける形になる。

別に車が来たわけでもないのに、引き寄せられたことに違和感を覚える。



「え、えっと、瞬君?」

「この後、二人だけで二次会とかどう?」

「えっと、それは」



このままじゃ……まずい、かも。


けれど、女の力じゃ、男の子の力に敵うわけがないことは体験済み。


どうしよう……。



「理央!」