俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

部室から離れようとすると、サッカーボールが転がってきた。


え?

なんで……?


だって、誰もいないはず。

 ……あ、もしかして、ユーレイ!?


なんて、もんもんと考えてると、シルエットがこっちに向かってくる。


に、逃げなきゃ!


私は走り出した。

 ……けど、腕をつかまれてしまう。


「きゃー! ユーレイィィ!!」

「バカヤロ、俺だ」

「えぇ……?」

この声……って?


おそるおそる、後ろを振り返る。