俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

──数週間のときが流れた。


ピンポーンと家のインターホンが鳴ると、私たちは玄関に向かった。


ドアスコープから来訪者の顔を確認し、ドアを開けた。



「いらっしゃい、おばさん! おじさん!」

「おー、理央ちゃん! 久しぶりだねぇ」

「理央ちゃん、すっかり大きくなったわねぇ」



出迎えたのは、裕樹君の両親だ。

ようやく定住できるようになったらしくて、家から二つ先の駅の近くに家を建て、引っ越してきたので挨拶しに来てくれたのだ。



「ご無沙汰ねー」

「ホントよ。すっかり変わっちゃったわねぇ、この辺も」

「──オイ、いい加減俺も入れろよ」