俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

弥生と真悟君は呆れ笑いを浮かべているその最中、裕樹君は「で?」と私に向けてきた。


「何で泣いてたんだよ?」

「なっ……なんでもないっ!」

「ほら、教えてみ?」

「なんでもないったら!」


裕樹君はニヤニヤしながら私の口元に耳を寄せてくる。

そんな私たちの間を弥生が「はいはい」となだめるように割って入ってきた。


「分かったから。せっかく4人揃ったんだし、続きしない?」

「俺、賛成ー」


真悟君は挙手しながら、裕樹君を引き剥がした。


「裕樹は何か乗りたいの、あんの?」

「ん? そうだな……。やっぱジェットコースターだよな!」

「男子って、好きだよねー。ま、反対しないけど」

「しないのかよ。──で? 森山も賛成でいいのか?」

「う、うん……」

「おっし、決まりだな!」