俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

雄一君たちと合流することになり、思わぬ展開になってしまった。



「俺、柿原と話すの、初めてだな!」

「別に裕樹でいいって」

「マジで? じゃあ、そうしよっと!」

「なあなあ。サッカー上手いんだって?」

「まあ……」

「森山から見て、どうよ?」

「えっ? あっ……うん! すごい上手いよ! 雄一君と息も合ってるし。裕樹君って、昔から運動得意なんだよ。幼稚園の運動会もだいたい一位だったしね!」

「へー。運動神経抜群とか、イケメソかよ」

「俺らにも分けてほしいよなー」

「俺もやりやすいけど、ときどきすごすぎるもんな……」

「そういや、雄一がサッカー始めた理由ってすげー不純だもんなー」

「何、何の話?」

「ちょ、バカッ! 勝手なこと言うなよ!」

「いいじゃん、いいじゃん。でさ、コイツ、近所に住んでた綺麗な姉ちゃんがサッカー選手にハマってたから、それがきっかけでやり始めたんだと」

「うそっ、そうだったの!? 雄一君!」

「マジだよ……。だから、言うなっつったのに」