俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

「え? あっ、雄一君!?」



後ろから声をかけられ、顔だけ動かしてみると、雄一君が友達を連れてレストランに入ってきた様子だった。



「へー! 奇遇だな!」

「雄一こそ」

「あー、噂の転校生か。森山は久しぶりだな?」

「そ、そうだね……」



雄一君の友達は去年、同じクラスで雄一君と仲がよかったメンバーだ。

っていうか、こんな場所で出逢うなんて……。


まだ裕樹君に告白していないから、きっと雄一君の好きだって思われているはず。

正直、困った。



「二人で何してんの?」

「あ、買い物。ついでに裕樹君にこのモールのこと案内してたの。裕樹君が引っ越すときにはまだなかったし」

「あー、それでか。二人、幼なじみだもんな」

「なあなあ。俺たちも一緒にいいか?」

「い、いいよ。大丈夫だよね、裕樹君?」

「構わないけど」