「どこに行くのかって、訊いたのか?」
「え? あ……ううん。訊いてない。多分、まだ決めてないんじゃないかな……。弥生って、思いついたまま行動するし」
裕樹君は「ふーん」とどっちつかずの返事をして、また思案しているような表情に戻る。
そうしてしばらくしてから、裕樹君は力強くうなずいた。
「判った。確かに被害被ったし、それぐらいはしてもらわなくちゃな」
「う、うん……! 分かった……!」
よ、よかったぁあああ!
すっごい……緊張したぁ……。
もし、そこで私の気持ちを伝えられなくても、何か、せめて、私の中で整理がつくなら、それでよし。
せめて、少しでも裕樹君の気持ちが分かれば……。
「そういや、真悟も来るのか?」
「うん、来るみたいだよ」
「ふーん……。イチャつき出したら、邪魔してやる」
「裕樹君……。ちっちゃいよ……」
「え? あ……ううん。訊いてない。多分、まだ決めてないんじゃないかな……。弥生って、思いついたまま行動するし」
裕樹君は「ふーん」とどっちつかずの返事をして、また思案しているような表情に戻る。
そうしてしばらくしてから、裕樹君は力強くうなずいた。
「判った。確かに被害被ったし、それぐらいはしてもらわなくちゃな」
「う、うん……! 分かった……!」
よ、よかったぁあああ!
すっごい……緊張したぁ……。
もし、そこで私の気持ちを伝えられなくても、何か、せめて、私の中で整理がつくなら、それでよし。
せめて、少しでも裕樹君の気持ちが分かれば……。
「そういや、真悟も来るのか?」
「うん、来るみたいだよ」
「ふーん……。イチャつき出したら、邪魔してやる」
「裕樹君……。ちっちゃいよ……」

