俺様幼なじみと甘々生活!?【完】

うじうじしてちゃ、始まらない……。

弥生はきっと、そういうよね。



「ん? どうした?」

「えっ? あっ……」



チラ見するはずがじっと見ていてしまったらしく、裕樹君が私の視線に気がついて逆に見つめられてしまい、慌てて顔を伏せる。


ここで言わなくちゃ……何も、変わらない……。



「あのっ」

「ん?」

「えっとね……。さっき、弥生に一緒に週末、出かけないかって誘われて……。その……迷惑かけちゃったからって。だから、裕樹君も……どうかな? って……」



そうすれば、大義名分もできるし。


言いきって、少ししてから裕樹君を見ると、口の中をもぐもぐしながら考えている様子だった。

もう少し待ってみると、やっと飲み込んで、再び目が合うと、心臓がドキンッと高鳴った。