二人して未だにニヤニヤしながらこちらに手を振って、屋上を後にした。
「くそ、ノロケが……」
「まあまあ。一時どうなるかと思ったけど、無事でよかったよ」
「何か、ヤベーことになったみたいな言い方だな……」
「あはは。でも、私にとったら、大変なことだったよ?」
「ああ、そう……」
裕樹君は再びお弁当を食べはじめた。
私もお弁当をつっつきながら、弥生に言われた『ダブルデート』のことについてどうしようかと考えていた。
考えて、考えて……どうすれば分からずに、もくもくと食べる裕樹君を盗み見る。
そりゃあ……好きだし、付き合いたいけど……。
でも、どうしたらいいのか、分かんないんだもん。
どうやって告白しようか、いつ伝えればいいのか。
──全然、分かんないよ……。
「くそ、ノロケが……」
「まあまあ。一時どうなるかと思ったけど、無事でよかったよ」
「何か、ヤベーことになったみたいな言い方だな……」
「あはは。でも、私にとったら、大変なことだったよ?」
「ああ、そう……」
裕樹君は再びお弁当を食べはじめた。
私もお弁当をつっつきながら、弥生に言われた『ダブルデート』のことについてどうしようかと考えていた。
考えて、考えて……どうすれば分からずに、もくもくと食べる裕樹君を盗み見る。
そりゃあ……好きだし、付き合いたいけど……。
でも、どうしたらいいのか、分かんないんだもん。
どうやって告白しようか、いつ伝えればいいのか。
──全然、分かんないよ……。

