春斗へ
あのメール送った直後に
この手紙を書いています。
春斗は助けに来てくれるかな?
きっときてくれないよね。
雨の日は朝絶対にメール
返さないことこの半年で
わかったから。
だから死ぬのは雨の日にしようって
決めていました。
「くるしい。たすけて。」
って送ったのは
あたしが学校にこなくて
心配でメールを見た春斗が
駆けつけてきてくれることを
願って送った最期の願いのメールなんだよ
一番最初に、あたしを
見つけてほしかった
あんな親なんかに発見されて
あっさり自殺で流されるより
春斗にあたしの最期の姿を
みてほしかった。
おかしいよね。こんなこと。
でも、それだけあなたが好きでした
こんなお別れの仕方でごめんなさい
でも、きっとこれが
一番いい方法だった
勝手に死んでごめんね
何にも相談しなくてごめんね
でもね。もう限界だった。
生きてることに疲れたの
ごめんね。
大好きだったよ
半年間ありがとう
楽しかったよ
でも、もう楽になりたかった
あたしが死んで
春斗はきっと新しい彼女を
作るとおもうからどうか
どうか。幸せになってください
あたしのことは
忘れてください
あなたに出会えて幸せでした
ありがとう。
そして
さよなら------
立夏 」
