「姫…」
花びらがバキュラの周りを舞っている
「凄いな…バキュラは…」

「わー!珍しくりゅーちゃんに褒められた!嬉しい!!」

そう叫ばれたと思うと不意に抱きしめられる…

「は…離せぇ!」

「やーだよ…」

無邪気な子供のような顔で言われた…

「キスする?」

「は?何言って…」

おでこにキスをされた…バキュラの吐息が髪にかかる…ぎゅっと抱かれて胸に耳が当たった…とくぅんと心の音が聞こえた…

「温かい…な…」

「りゅーちゃん?」

そういってりゅーちゃんはスー…スー寝息をたてて寝てしまった。

「疲れていたんだね…」

りゅーちゃんを抱いてベッドに寝かせる…

「可愛い顔した君がいけないんだよ?」

そういい唇にキスをする…

「またね…」

静かに部屋のドアを閉める…

「おやすみ…リューナ…」