線香花火





陸は、
ガラス越しの”集中治療室”にいた。

包帯だらけ。
よく分かんない機械がたくさんあって、よくわかんないものに包まれていた。




「陸、生きて。」




そんな声でさえ届かない。
陸をこんな風にさせてしまったのは、
紛れもないあたしだ。

陸が目を覚ますことを祈りながら、いつのまにか眠りに落ちた。