「そっか」
また素っ気ない返事をしてしまった

「初めてなの」

僕はドキッとした

「でも初めての人が空よかったって思う」


楓と目が合った

もう心臓は破裂しそうだった


僕は勇気を振り絞った


「この前のことは無しね」
そう言って僕は楓にキスをした

最後の花火が夜空を舞った