後ろを振り向くと楓は座り込んでいた

「...足くじいたみたい」
楓は痛さを我慢しているようだった

「大丈夫?」

「うん...早くしないと花火始まっちゃうよ」
そう言って楓は立ち上がって歩こうとしたが前に倒れる形でまた座り込んでしまった

僕は背中を楓に向けしゃがんだ