小悪魔の溺愛

「処分は決まりました。

二人とも、下がっていいですよ?」


私たちは、校長室を出た。


・・・

「優斗先生」


「何も言わなくていい」


「だって・・・」


「オレは、綾香と別れようなんて、

思ってないから・・・

それに、教師を辞めたとしても、

就職先は、いくらでもある」


そう言って笑った先生。


「…ゴメンね」

泣きそうなわたしの頬に軽くキス。


「ちょっと…誰かに見られたら」


クスッと笑った先生。


「みんな今、授業中♥」

「もう!」