「おはよ」

「…はよ」

はい、とバイクのヘルメットを渡され、それ

を被る。

「どこ行くの?」

「…とりあえず、俺の家」

「わかった~」

何で京介の家に行くんだろ?

何か、忘れ物?

京介のバイクの後ろに乗ると、京介の腰に手

を回す。

そうすると、京介はバイクを走らせた。

京介の香水の匂いがする。

好きかどうか、恋なのかどうかはわからない

けど、やっぱり京介の香水は安心する。