恋愛部


恋愛部なんて、どうせただの遊びに決まってる。

暇人の集団が集まっただけだ。


「もういいよ。早く行こう!遅刻しちゃう!!」

奏にそう言うと、私は急いで学校の中に入った。

「あ!待ってよ花音ー!!」

背中から、奏の慌てた声が聞こえる。