ぎゅっと目を瞑った樹里ちゃんの鼻をつまむ。 「ふぎゅっ!?」 「あはは、冗談だよ」 本当、からかいがいがあるな。 「帰る」 時雨が席を立って出口に向かった。 時雨?! 俺は、3人で帰るのを提案して時雨も了承したところで一緒に帰ることになった。 …会話がない。 何か喋んないと…。