時雨と廊下を歩く―やっぱり女子が叫ぶ。 時雨をちらっと見たら嫌そうな顔…。 1年はズラリと並んでいるから 教室の横を通りすぎながら横目で見ていく。 E…D…C――…B…いない…。 時雨を見たらなんかおかしい。 チラチラ周りを見てる…まさか…な。 あとはAしかない。 これでAにいなかったら…来た意味ねぇし、 いることを祈って見た。 ――――いた…!